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教科における探究・・again.

先日のブログ記事

思った以上に好評で皆さんに読んでいただけ「書いてよかった」と思う次第です。色々調べていくと、教科によって探究に対するスタンスの違いがあるなぁ、と思いました。正直、他の科目のこと、考える余裕ないって先生方も思ってる部分があると思います。渡部もですw

「なぜ英語探究がない?」

一つわかりやすい部分では「〜探求」とか「〜探究」っていう科目が設定されてる教科がある中で、我々英語科は「英語探究」って科目ないですよね。でも「教科指導における探究とは?」と言われましても・・て感じで。「なんでうちの科目には英語探究とかコミュ探とかないんじゃ!?」っていう自分の原初の疑問もついでに探究してみました。

そんな中、前回の記事を読んでくださった方々の中から「こんなのあるよ」と情報をくださいました。インターネット時代、本当に魔法の時代です。

栃木県すごい。

栃木県すごい。(掲載された指導案とか作られた先生方の
情熱と、仕事の完成度高すぎます。すごいなぁ!)英語国語数学ないところが、なんとなくなるほどです。これから追加されるのかな!?

類推働かせよう!

で、栃木県総合教育センターに、そういう情報があるなら・・「類推を働かせてみる」わけです。「他の県でもあるんじゃない?」って。したら、あるわあるわ。

宮城県。トップ画の情熱度Maxな感じがいい感じです。

愛媛県。対照的にシンプルで、インターネット95年世代からすると親近感が湧きます。(平成・令和にはわかるまい!)

山口県は「研修モジュール」まで公開してます。すご。

米どころ宮城、コシヒカリ!と菅原文太さんが言ってた気がする、宮城県です。いやキャッチフレーズ最高。

教員の役割を明確に伝えてます。こういう「センス」好き。

自分昨晩ざっとみただけですが、まだまだあると思います。ので生徒の探究の伴奏でもしながら横目でチラリと上記の資料を見つつ、もう少し探究しようと思います。


以降雑談

英語については、ある知人の先生と会話してて僕が感じたのは

1)究極、文法事項とか突き詰めれば言語学になっていくけど、そこやりたいわけじゃない。
(やりたい生徒は個人探究でやればいいし、言語の特性に特化したらコミュニケーション論ー言語(記号)と意思の疎通の関係性とか、文化との結びつきとか結構壮大なテーマが待っています。それ「大学の卒論テーマ」レベルだと思います。

2)究極、英語科としてやりたいことは「英語が運用できること」「他者との意思の疎通ができる(書いて伝える、話して伝える、書かれたものから意図を読み取る、他者の話を聞いて理解する)」という意味では技能科目。でもコミュニケーションを支える文法に着目して意思疎通の練習をしてるか?というと、文法知識の吸収で終わってないか?と。文法知識も優先順位が「模試に出るもの」「入試で問われるもの」になってないか?

そのあたり、見直す必要があるし。
そういう意味では進研模試とか、多分そこまで積み上げで論理表現とコミュ英の教科書を十分使い倒せばいい気がするし、正直「模試は、所詮、、、模試」だと思うんで。

自分の力のベンチマーク、な訳じゃないですか。「習ってないものはできん!」でいいと思います。「あ、そういうことがあるのね、へー。次でたらやっつけてやる!」ぐらいでいいんだと思います。特に1年生は。

じゃ、もし教科書以外で力を入れるとしたら、何かなー?って考えたら、力を入れるべきは「英検」のような気が、最近はしてます。ま、GTECでもいいと思いますけど、正直全体の英語力のモニタリングよりも生徒個々がしっかり振り返りをする方が大事だな、と思ってます。なので変にデータが学校教員向けに送りつけられるGTECとか模試とか「私には手が二つしかないので、全部は持てません」(Aviciiか。)生徒自身が自分の「立ち位置」を客観的に分析できるような力の方が大事な気がするのでいつもデータ送られてきた時に「全体概況は生徒が見るべきで俺ら何すればいいん?」っていつも思いますねー。英語は成果出るの3ヶ月から半年って言われてるので(データはない)模試毎にやることコロコロ変えられたら生徒も辛いんじゃ?と思ってますけどね・・・

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