潜入・カニミライブ図書館ーヨシヅヤ可児店・無印良品+可児市図書館ー
これまでの経緯
令和5年11月21日
本校はこれまで総合的な学習の時間の時代からかに市役所、可児市議会事務局等と連携した活動、夏のオープンエンリッチや可児市高校生議会といった活動をしてきました。今回の開店に向け、MUJI可児店店長様が地域ステークホルダーとの座談会を開催され、本校生徒も「地域の高校生の実態を知りたい」ということで座談会を催しました。そういった経緯で今回の内覧会に本校職員が招待された、ということで教員2名が参加してきました。
内覧会
可児市より今回、可児市立カニミライブ図書館完成の内覧会招待状が校長宛に届き、名代として教頭・探究主任が参加しました。カニミライブとは、可児市と民間が協力して可児市の課題を解決していく提案型事業で公民連携ワンストップ対話窓口に株)良品計画から今回の提案がありました。「図書館を中核としたまちづくり拠点」という提案の具現がこの可児市立カニミライブ図書館です。カニミライブという言葉は今後可児市と良品計画の連携を象徴するキーワードになっていくようです。本校の探究活動もこのカニミライブにコミットし、さらに街づくりに参画していきたいと考えています。
可児市図書館・行政出張所としての機能
西口よりヨシヅヤ店内に進むと左手にOpenMujiの文字が飛び込んできます。こちらはオープンスペースとして活用可能で、将来は可児高生がここで探究の成果を発表したり、他校との交流に活用したりと活用の可能性が今後どんどん広がりそうです。またその先に、簡単なヘルスチェックや健康相談ができるスペース、サイズの違う会議室が複数ありました。
可児高校でも週1回の総合的な探究の時間が始まり、現在も企業や外部団体とのコラボレーションをする案件が増えてきています。今後はもしかすると「じゃ、カニミライブで待ち合わせて打ち合わせしましょう」というケースも出てくるかもしれませんね!
カニミライブ図書館はなんと「年中無休」開館時間も10時から20時。これを可能にしているのはAIによる自動化。貸し出し、返却業務はカメラで表紙を読み取ってAIが処理。これによってヨシヅヤが開いてる間はいつでも本の貸し借りができるわけです。人手不足が叫ばれる現代だからこそ思い切ったDX化!が押し進められた恒例といえます。こちらの図書館はおしゃべりもできますし、コーヒーを購入して本を読んだり、自習することが可能です。本の配列は通常の分類法ではなく、有名選書家によって選ばれた本がテーマ別に並んでいます。本の表紙を眺めながら」あ、こんな本も良いな!」と本との偶然の出会いを楽しむ空間になっています。
まとめ・気になるMUJIの店舗にも潜入!
MUJIとしては春日井イーアス店に続く規模でかなり広々とした空間を贅沢に使っている印象でした。衣料品販売店として考えても可児市内では大きい方です。座談会で可児高男子が心配をしていた「食料品・グロッサリーコーナーの充実」には目を見張る規模でした。また店舗陳列と可児未来部図書館の本棚は対応しており、「料理本の近くに食料品コーナーがある」といった様々な工夫が店舗全体に見られます。店舗を巡りながら「これってなんのためにあるんだろう?」とか「なぜこれはこういうレイアウトなんだろう?」なんて考えながら見ても回るのもマーケティングや店舗レイアウトの勉強になります。
まとめ
最新の小売店店舗レイアウトが身近に見られるのは、そういった分野に興味のある生徒には店舗そのものが学びの教材になると思いました。また、文具も充実していましたが、欲張りな可児髙生のことですから今後は「これを置いてほしい」「こんな商品を作ってほしい」とMUJIを可児高校色に染めるのも時間の問題かもしれません。「こんな商品作ってほしい」じゃなくて「一緒にこんな商品を作ってほしい」と企画を持ち込む可児高生が出てきてほしいものです。また「可児市は自習する場所が少ない」と可児高生は高校生議会でも訴えてきたわけですが、こういった形で実現され、可児高生としては救いの場所になると思います。せっかくできた良い場所ですから、使用マナー含めて率先して可児高生がそういった環境づくりに参画してほしい、と願っています。(自分たちの環境は自分たちで作る!)
明日からオープニングイベント
明日からは様々な団体によるオープニングイベントが企画されていますのでもしこれを見られた方でお時間があれば是非!