連載企画「〜たくなる講座」スタート
今日から思いつきでスタート。
欲張らずにまずは隔週で連載していきたいと思います。
文系、理系、文理融合、色々扱っていきたいと思います。
「たくなる講座」とは?
探究部は皆さんが「あぁ、〜してくなる」と感じそうなことをちょっとだけ深掘りして(深い入りはしません!)終わる講座をオンラインで実施していきます。皆さんの将来設計、キャリアにつながりそうな、そして教員だったら「もう一回人生あるならこれやってみたいなぁ」なんて思うことを紹介していきたいと思いまーす!
第一回は「ボディシェアリングの起業家 玉城絵美先生のお話しから」
ということで、動画は
落合陽一氏の先輩が天才過ぎる】ボディシェアリングの起業家 玉城絵美氏はノーベル賞級/個人の感覚を拡張、他人やロボットと共有/生活もビジネスも一変する/茂木健一郎氏も驚愕
この動画の見どころは
東大・琉球大でダブル教授しながら会社社長という玉城絵美先生の話が面白すぎる!
それに猛然と絡む茂木健一郎先生の(いい意味で)はしゃぎっぷりが爽快!(横文字について行くの大変!)
理系も突き詰めると文系的要素必要、がよく分かる
でしょうか。
面白いですよね、身体拡張としてロボットを電波送受信からロボットの動作遅延なく操作することで「自分の体の一部であるかのように動かす意識が芽生える」とか認知心理学領域でしょう。(ガンダム、エバンゲリオンの世界ですよね。)
「スキルがある人の動作を再現して、自分の体にそれを覚え込ませる場合、後付けで、その動作をマスターする動機を感じられるとそれをマスターしやすい」とか「動機を持たないとそういう感覚は芽生えない」とか。
外界であるロボットの存在を通して人間自体の理解を深める、というのはLLMにも通じる何かを感じますね。
複数の領域にまたがる研究が当たり前になる時代
ちょうど今アニメでやっている「ガンダム・水星の魔女」でもガンダムというロボットの技術を医療に活かす、という話が織り込まれていますが、今後の医療技術を考えると医療×ロボティクスのような医療界以外の分野から医療と繋がって価値を生み出す、といったような動きが出てくるでしょう。
とすると、皆さん「本当に医学部でいいんですか?」って思いませんか?「本当に理学療法士や作業療法士でいいですか?」って思いませんか?
本当にその仕事がやりたいならいいんです。しかし、その技術を使って実現したいことが、本当にその学部で学ぶ内容でしか実現できないものなのでしょうか。僕はそうとも思いません。
こういうことは過去にも考えたことがありました。
例えば名古屋大学の工学部には医療系の工学が学べてほぼ医学部並みの医療知識も学ぶというコースがあるそうです。(「全国の大学をすべて回った男・教育Youtuber山内太地先生のお話。その回の動画見失いましたが・・・)
その話を聞いて「医者もいいけど、工学から医療を支えるのも悪くないと思う」ようになりました。名古屋大学の研究内容を見てみてください。医療分野かなりやってます。
最後に・・
この動画見て思うのは、文系・理系って分けることにどれだけの意味があるか・・基本的に普通科高校の文理選択は大学の入試科目を基準にして考えることが多いので「実際大学に入ったら?」ってことを想定してません。最近は文系でも数理的なスキル必要な大学が入試科目に理系科目入れてくることがあります。
ですが少数ですし、こんな大舵切れる大学はそう多くはありません、おそらく。
ただ、これは好ましいことで「だって大学入ってから必要だもん」ってことは高校のうちにある程度触れておく、これが普通になるといいなぁ、と思います。
そうすれば大学入ってから「こんなはずじゃなかった」も無くなります。高校のうちに大学でやりそうなことをちょっとお試しでやっておくことで適性あるないを理解しておくことの方が重要です。大学は入学したからといって手取り足取り教えてくれる場所じゃないのでそこの辺り期待しすぎない方が身のためです。)
とにかく、多動!(大量行動Massive Action)そこから実感すること。
ちょっと役立ちそうなことはどんどん自分で始めてください。インターネット、AI、情報系やりたいなら今から大学の授業をオンラインで受けてください。
「医療系いきたい、実習できないなぁ」って嘆く暇があったら近所の介護施設に実習を交渉しましょう。(別に医療と介護の間にキャズムはありません。ちょっとした橋があれば行き来可能なぐらい近接領域です。)街づくりに参加したければエンリッチでもいいですし、可児NPOセンターの「2枚目の名刺プロジェクト」alaまち元気部でもいいし、美濃加茂市の若者未来創造部でもいいです。「とにかく行動してみる」ことですよ。勉強は「隙間時間見つけてやる」ぐらいの計画性がなければ将来プロジェクトマネージャーなんかなれませんw (と計画性も、整理整頓もできない自分が言うのも申し訳ないのだけれども・・)と言うことで皆さんがやりたくなることをどんどん発掘してここで紹介していきます。お楽しみに。