サステナブルブランド国際会議 東海大会に参加してきましたー。
11月11日(土)名城大学・ナゴヤドーム前キャンパスにて行われた第7回サステナブルブランド国際会議東海大会に参加してきました。本校生徒7名参加してきました。「何をするの?」理解をしてない生徒もいたと思いますが、充実した1日を過ごしました。この大会は、SDGs等に取り組む企業と東海地区の高校生が集まり、講演を聞いてインスパイアされたり、様々な学校の高校生とディスカッションープレゼンテーションを行うイベントです。
そもそも・・
この大会、何のためにやるの?とコアメンバーにはあまり聞かれませんでしたが・・・解説しておきますね!企業は利益を上げるための経済活動
だけでなく、社会的な責任(CSRとか聞きますよね?)を果たすべきだ
と言われてます。大企業であればあるほど地域還元とか社会奉仕、
環境問題解決などに力を入れてます。最近ではそういう取り組みを
アピールし、場合によってはESD投資を呼び込む必要もあるでしょう。
利益だけ上げて社会に貢献しない企業・個人は今後支援が得にくくなる
でしょう。そういった成功事例の共有、そして次世代への継承、そういった
目的がこの大会にはあるように感じました。日本旅行さんが全体を取り仕切り
つつも、協賛・スポンサー企業が講演で話をするのも自社の取り組みを
高校生に伝えつつ、そこでインスパイアされた事を活かして、現状の
取り組みをブラッシュアップする、そういった良き循環を目指して、
今年・来年で開催7回目だそうです。岐阜のような田舎にいるとこういった
情報やこういった大会があることさえ知らないわけで、こういったイベントに
参加しながらアンテナ感度を上げていく必要、探究に関わる教員には必要
そうです。
大会内容
オープニングアクトでローカルバンブー江原太郎さんの講演を拝聴。
全く渡部は竹林が問題になってるという話、知りませんでした。
昔は筍を取るために孟宗竹を輸入して定着させたものが、今では
里山の荒廃、人口減少で管理する人もいなくなり・・・
竹林が森林の植生を変える話を聞いたら「街中よりもむしろ深刻」
という話もよく理解でき、可児市の竹に関連する人たちと何か
できないだろうか?という思いが湧いてきたのでした。
(話はいただいていたのですが、今年はそこまで自分の思考が
追いつけない気がしてあまり動けませんでした。)
午前中は全体会に続いて3会場に分かれて講演を拝聴。
午後は盛りだくさん
午後は講演、その内容に基づいたディスカッション、会場ごとのプレゼン、そこで選抜されたチームの全大会での代表プレゼンとかなり午後はタイトなスケジュール。教員同士の交流もあり、話を全部聞けたわけじゃないですが、気づきの多い講演でした。(フルで話を聞けた生徒はいろいろ吸収出来たでしょう!)
株)富岡の大川さんの話
名刺交換させていただいた際、理系ということが判明。
横国→アパレルということでてっきり文系だと思ってました。
営業部署に女性がいなかった過去の様子から、会社全体が
アパレルからライフスタイル提案企業へ変革を目指しつつも社内は
女性の意見が通りにくい男性社会だったようで、大川さんの苦労も
伺えましたが、女性目線での課題発見から商品提案までの流れは
「探究目線だなー」って思って話を聞いてました。
今は企業に就職しても、企業の中に居ながらにして起業することも
増えてきています(社内起業)既存の収入源だけでは安定的とは
言えないからですね。ですので就職する人でもアントレプレナーシップ
(起業家精神)は必要な時代、かもしれませんね。
葬儀会館ティア社長の話
人間最後は死ぬ、その死と一番近い場所で商売してきた社長だからこそ
言える言葉のオンパレードでした。
・人間最後は死ぬ。遺族の悲しみに接する我々は最高のサービス業でなければならない。(が、葬儀業界はそうじゃなかったから起業した。)
・今では会員も増えて、葬儀以外の生活全般の面倒を見る企業に変わっていく時期に来ていると思う。
・生きていく上での考え方、捉え方を変えていく必要がこの社会にはある。その役割を担う場所として、企業はその責任を果たすべきだ・・・などなど。
全大会での発表
本校生徒を含むチームが選抜され、全大会での発表にも参加できました。
(オーディエンスとしては全員参加してるわけですが。)
はい、ということで今年の東海大会は終了しました。
この後、論文先行があり、選ばれると東京で行われる本大会に招待
されるようです。本人たちが希望するかどうかですが、見守りつつ、
本人たちの頑張りを支えていければな、と思います。