大学卒業後をリアルに考えてみる。

A:今日は大学進学の話じゃなくて、その後のことを考えてみましょう。
Q:「シューカツ」ってやつですか?
A:そうだね。大学を卒業した後「自動的に企業に就職する」わけじゃない。
 新入社員を求める企業と、企業への就職を希望する大学生がマッチング、
 つまり「就職活動」や「選考試験(採用試験)」があって「合格・内定」
 をもらうまでのレースが待ち受けている。
Q:なんか怖そう。でも高校生がこれを考える理由てあるんですか?
A:ある。行きたい企業がもしあるとすれば「今から考える」必要がある。
 入学できる大学に入ってそこから努力すればいいって思ってる高校生が
 多いが実際は「入社できる企業は、入った大学で決まってる」企業が
 あるという事実はあまり知らされていない。が、実際、そういう「層の
 企業もある」のだ。実際、Q君はどこに入りたいとか決まってる?
Q:まあそこそこ給料もらえて休みももらえる会社がいいですねー。
A:あいまいですねw でも高校生が大学行きたい理由って「高卒、中卒より
 給料が高いから」ぐらいの理由しか分かってないでしょうから、仕方が
 ないですね。じゃ、実際、給料がいい会社ってどんな会社か知ってる?
Q:実際企業名って言われるとスッと名前出てこないですねー。
A:東海地区って考えるなら
平均年収「中部地方399社」ランキング最新版 3位ヤマハ、2位ファナック、1位は豊田通商 | 賃金・生涯給料ランキング | 東洋経済オンライン (toyokeizai.net)
とか

https://www.bing.com/ck/a?!&&p=5b590e978c65cbaeJmltdHM9MTY5OTIyODgwMCZpZ3VpZD0xNWNhYTdlYi1jMWI1LTZjZDYtMTc5YS1iNTU2YzA2NzZkYzgmaW5zaWQ9NTIwNQ&ptn=3&hsh=3&fclid=15caa7eb-c1b5-6cd6-179a-b556c0676dc8&psq=%e6%9d%b1%e5%a4%a7%e7%94%9f+%e4%ba%ba%e6%b0%97%e3%81%8c%e9%ab%98%e3%81%84+%e5%b0%b1%e8%81%b7%e5%85%88+%e4%bc%81%e6%a5%ad&u=a1aHR0cHM6Ly9kaWFtb25kLmpwL2FydGljbGVzLy0vMzIyMTE1&ntb

とかみてみればいいと思いますけどね、、、「人気が高い」が何基準で高いのかは分かりませんが・・・とりあえず人気が高い=人気倍率が高い≒給料が高い・福利厚生がいいと考えてみましょう。で、こう言った企業名が、自分の志望する大学の志望学部の「卒業生進路先一覧」にあるかどうかをみましょう。そこにその企業名がないなら「多分そこの大学からその企業に就職するのは、まあ難しい」と思っていいでしょう。特にそういうランキングに載るような企業名であれば大学からすれば宣伝になりますから「実績があれば普通は載せる」でしょう。ないということは実績も「ない」わけです。実績がないところで個人の努力で入社試験を突破することは「不可能ではない」とは思いますが実情、難しいでしょう。

実際、「社員の平均年収が高い企業として有名な」ファナックという企業を例にとってみましょう。

ファナックの採用大学・就職難易度は?出身大学&採用難易度 (job-worker.com)

流石に「日本で社員の平均年収が高い企業」として有名なだけあって情報がたくさんあります(=ライバルも多い、競争倍率も上がる、ということですね。)そして、採用者数は限られるものの文系でも就職は可能なこともわかります。(とんでもない高学歴じゃないとダメなのか、そうでもないのかはわかりませんけどね・・)

また、こういう就職情報サイトを見ると「こういう企業を目指す人は、対抗馬としてどんな企業を考えているのか」を見ると企業名を見る目養われるというものです。(そういうことばっかり考えて、目の前の学習内容から逃避するのはいかがなものか、とは思いますが。)

LLMなども検索機能が付加されて便利になりつつありますが、こう言った作業にはまだ信頼性があるとは言えない結果でした。Bingで「日本のファナックという会社に就職をさせている中部地区にある大学・学部を探してほしいです。各大学・学部の「卒業生進路先一覧」を調べてファナックという企業名がある大学を探してください。」と検索させてみましたが、実際にその大学・学部の進路先一覧を見てもその企業名が見つからないことが多いのが現状です。

ということで、高校生の段階としては
1)そもそもBtoB企業名を知らないこともあり、どんな企業があるのかを検索するテクニックを持ってる人とそうでない人では、目指す大学・学部が変わってきそう

2)進学する大学・学部(特に学部)で入社できる企業は大体決まってる、ということは知っておこう。「こういうことがやりたい」と具体的に決まってる人はやりたいことができる企業を調べたり、その企業名が「卒業生進路先一覧」にある大学・学部をいち早く調べて知っておくと多様な入試にも対応しやすいと考えられるよねー。

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