奨学金にチャレンジしてみよう!
以前も紹介しましたが、
山田進太郎D&I財団 | STEM(理系)高校生女子奨学金
のエントリー締め切りが今週末までとなっています。
この奨学金については「IT企業に女子が足りない!」という
課題解決を「理系女子を応援」と言う形で実現しようとしてるところに
個人的には共鳴してまして、僕も何かしら応援したいと思って(勝手に)
取り上げさせてもらってます。
この先の大学生活で必要スキルそれはー
ズバリ「奨学金ハンティングスキル」です。
今、探究で関わってるチームの中にはビジネスプラン系の探究もあるんですが
最終的にそれを「資金を融資する立場の人にピッチして感想をもらう」って
大事だと思うんですよね。ただ「高校生が考えました」では、世の中的には
「はいはい、頑張りましたね」でおわる可能性が高いわけです。
そこでプロの厳しい目で査定してもらって判定してもらう。
社会的価値をプロに判定してもらうのは正直怖いのですが、
正直、「マイナス評価受けたって、(所詮)探究だもの。」と思えば
心も傷つかないかな、と思います。むしろ
「高校時代に何か企画書作ってプロに持って行って率直な意見をもらった」
こういう経験が大事だと思います。でもこれは探究だけではなくて、
その後の生活全般にいえます。多くの可児高生は大学進学を目指しますが、
遥昔の僕の大学生活を思い返してもそんな場面はいくらでもありそうですよ。
・サークル活動を支援してもらうための資金集め
・イベント(例えばバンドの演奏会とか)を実現するための資金集め
なんてザラにありますし、研究者になればそれこそ
「研究費を獲得するためのプレゼンテーション」しないと
研究に必要な機材も買えないわけで、
→学内の研究費コンペティション
→融資してくれそうなベンチャーキャピタルに
→融資してくれそうな企業・自治体に
→マスコミに宣伝して・・・
どんだけコミュ力必要!?ってぐらい「伝える力」「共感してもらう力」「応援してもらう力」これらって他者を理解するのと同時に、でもその理解ってのは
いつまでも「完全なものにはならない」ので、ある程度は論理的思考力による
推論、そしてトライアンドエラーで高めていくしかないですよね。
もう一つ必要なのは「メタ認知能力」って言われますが、自分をいかに
客観視できるか?と言うこと。でも自分を見つめる、って難しいです。
これらのことを効率よく振り返ったりアウトプットするにはどうしたら?
はい、ズバリその答えが「奨学金ハンティングスキル」です。
奨学金を得るには
奨学金でこの人を助けたいな、と思ってもらう必要があります。
そう思ってもらうには、
書面で客観的にな事実を並べていく
なぜその行動を取ったか、理由づけをしていく。
理由づけをするときは
①原体験・・なぜそれを考えるようになったか?
②ゴール設定・・で、その能力をどう活用したいのか?
③ビジョン・・社会に対してどんなインパクトを与えたいのか。
あたりを深掘りすると良いと思います。②のゴール設定で示した必要と
するリソース(能力、資格、環境など)がその大学が自分にとって
どれだけ最適であるかを書けば、それは大学の自己志望理由書になるし、
どれだけそのリソースにアクセスすることが自分にとって必要なのかを
書けば奨学金の志願書になるだろうし、要は「色々と応用できる」
わけです。
そういった自分を客観視する機会として奨学金の応募を利用すれば
その度ごとに自分がどの方向に向かうのかも整理できますし、
多分人生の節目がやってくる前に(進学、卒業、就職、結婚、などね)
もう少し細かく自分の人生を見つめて方向修正とか、気合を入れ直す
といった機会になると思うんですね。そう言う意味で前向きに活用
できるのが「奨学金の応募」だと思いますから、上手に活用してほしいと
思います。
参考になるHPも紹介しておきます。
ガクシー
奨学金を検索したり、条件を登録しておける「ガクシー」。
飛び立て留学ジャパンでも使うと思うからぜひ登録すると良いですよ。https://gaxi.jp/
「わしまる大学」さん
非常に実践的なスキルを伝授してくれます。
学費や生活費を奨学金で賄い、足りない部分はアルバイトで、と言う人も
まあまあいると思います。そう言う人にとっては「高校時代から奨学金
ハンター」であることは必要スキルだと思います。参考にしてください!