意中の大学の取り組みを調べよう
本校、大学進学希望をする生徒が多いので
「大学、どこ行きたい?」と聞けば
「岐阜県、ならば、岐阜大学」
になるわけです。(地元ですから!)
あえてそこは「名古屋大」と言わないで
おきたいと思います。
(事務局は一体化。 学生も愛知出身が
多いそうです。)
今日の話は、名古屋大学に行きたい人は
「岐阜大学ってそうなんだー。
じゃあ名古屋大学⚪︎⚪︎学部は
どんなことしてるんだろう?」と
調べるネタにしてみてください。
と、言ったものの。
正直、岐阜の高校生に
「岐阜大学入って、インド工科大学いくぞ」
といっても
「え?自分はいいんで・・・」
って言いそう。
むしろ後退りする気がします。
ただ、インドはなんてたって、
日本は、名目GDPでインドに
抜かれました。
正確には「抜かれる予想」ですが。
よっぽどのことがない限り覆りはしないでしょう。
アジアの国々の物価が上がる一方で
日本は圧倒的な円安が続き、
労働者不足(特にIT)も深刻。
逆にインドは海外に労働力を送りこみ
外貨を稼ぎたい。
winーwinだよね?
っていうことです。
人口動態ばかりは一朝一夕で改善
できるものでもなく時間がかかる。
(できることなら頑張って戻したい!)
なので、中長期的にはアセアン等の
アジア諸国との連携の中で経済水準の
低下を少しでも遅らせる「延命治療」
のような政策を考えていく必要はあり、
そういう意味でインドは良い相手と言えます。
インドは若者人口が多いことも、
日本への留学生、日本・インド間の
学生・研究者の交流を加速させていく上でも
良いタッグになると思えます。
なぜ「インドか?」はそろそろ理解して
いただいたかと思います。
他のアジア諸国も重要なパートナーになり得ます。
経済規模や現在の政治上のプレゼンスをみても、
特にQUAD、ではインドはすでにアメリカ、
オーストラリア、日本と肩を並べる対等パートナー
です。
もはやインドは日本を見てない可能性さえ
あります。現在も対中で強行路線のモディ政権
ですが、どう動くか注目しなければと思います。
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/82879.html)
さて、若くて、資金があって英語とITが強い
インド人技術者と共同開発するとか、
有望なマーケットを持つインドにプロダクトを
売り込みに行くとか、そういったことを
大学生時代からやってれば
「日本以外でも食って生きていける」
わけで、そういう大学が「魅力的な大学」だと
個人的には思ってます。日本企業で就職する際、
インドとのつながりを持ってるエンジニアと
日本でしか開発やったことがないエンジニアでは
大きな差がつくのは歴然でしょう。
と、そういった魅力が大学・学部・研究室の
ある先生の取り組みがあるとして(それを知って)
高校時代から何かそこにつながる活動をしていて、
大学の研究室、大学院、そして産学連携等を通じて
即戦力になって『停滞してる日本経済をなんとかしたい』
だから、岐阜大学に入りたいんです!と言えるかどうか。
正直、なんで岐阜大学〜学部に入りたいの?って
質問にちゃんと答えるにはそれなりに大学調べないと
(それも本腰を入れてね)この辺りの情報は
出てこないかもしれません。
そういうことを調べるのは面倒って人は頑張って
受験勉強、共通テスト→個別の大学入試を頑張る
わけです。(つまり、楽な道はないってこと。)