大人の学び、の旅(1)
7月31日、セントレアから仙台へと旅立った。
東北大学オープンキャンパスに訪問するのが目的だ。
英語、も関係なく、探究もかすかな「兆し」を感じつつ、
真の目的は大関真之先生にお会いするため。
大関先生はいわゆる「量子コンピューター」の
エキスパート。東北大学のDistinguish Researcherだ。
英語教員とつながる接点は、「ない」
現代社会は不思議なセレンディピティを起こす。
Youtubeはアルゴリズムでそれを起こす。
きっかけは、生徒の中で「宇宙物理学やりたいんですよ」
という何気ない生徒の言葉だった。
物理?自分にとっては鬼門だ。
何せ、自分は「ド・文系」だし、高校で物理、やったっけ?
って人間。ただ、なぜかしら最近、Youtubeでは物理や
宇宙に関する動画がレコメンドされていた。
Boss B先生に始まり、Pivotで野村先生。
そういう流れはできてた気がする。(振り返れば。)
しかし探究という科目は因果なもので、ふとした
瞬間にこうした出会いをもたらす。
「大関真之の雑談方程式」
大学での高等数学や物理の授業をYoutube Liveされてる
東北大学の先生だ。Live配信はアーカイブされ、
既に巨大な知のライブラリーになっている。
数学も物理も高校で捨てた人間が、
なぜか大学の数学の授業を見ることに。
「こんにちハミルトニアン!」
そんな挨拶がチャットで飛び交い、
Slidoというツールで受講生が質問を投げかけ、
リアルタイムにそれに答えながら軽妙なトークで
授業を回す。
DJのようでもあり、オーケストラの指揮者のようでもある。
そんな授業スタイルに惹かれ、集まる社会人モグリもいる。
僕もその一人に、ついついなってしまったのだ。
そして仙台まで行く決意をした。
ただ会いに行くことになるには少し前振りがある。
ある授業の「雑談」で英語の訓練にはシャドーイングが一番!と
大関先生が熱弁を振う姿に完全にやられた。
その後、チャンネル欄から動画再生リストを見てると面白そう
な授業の名前が。
その名も「量子ソリューション創出論(全学教育を共通、と読み違えてたが)」
全学、共通・・だ・・と!?
ってことは文系も理系も取れるってことか??どんな授業だ!?
と思い、動画を拝聴。
もう、高校の「探究」に直結する内容と確信。
早速ファンメールを送ると返信があり、
片想い状態を脱出。
そんな経緯があり、今回の仙台襲来につながったわけです。
(この辺り、どこかに書き残して置かないとな・・・と
思いつつ放置。今回がいい機会だと思い書いておきました。)
そして、セントレアから仙台、日にちが良かったのか、
片道1万円!ありえなくないですか?セントレアから飛ぶだけで
ん万円かかかるって勝手におもってたわけですが、これは
いい成功体験だったな、と。仙台まで片道1万円。
と、ようやく仙台につきました。
名古屋よりもコンパクトな印象だけどめっちゃ都会。
雰囲気はやっぱり関東的なレイアウト構造を感じる。
ペデストリアンデッキってこういうことを言うのね。
形だけ真似ても、「それがどう使われるのか」考えてない
都市構造ってダメだなぁ・・・と思ったり。
ちょっと腹ごしらえして、一気に都北大学に向かう。
と、前振りが長くなりすぎたので、中編へ続く・・・